ヘッダー TOP GALLERY TOOL BLOG LINK ABOUT CONTACT
トップイメージ 

SPECIAL THANKS!:Blue Channel【High Quality Charactor Icons】
ボタン:完成品画像
完成品画像

ボタン:制作中画像
制作途中画像

ボタン:オークション
無事終了です。
ありがとうございました。

[1/144 SCALE] HGUC PALACE-ATHENE

機動戦士Zガンダムより、ジュピトリス製試作モビルスーツ、パラスアテネです。TV版でも非常に印象に残った機体で、発売を心待ちにしていました。フル装備状態でのキット化ということで、プレイバリュー、プロポーションともに申し分なく良キットだと思います。このキットが発売されなければ、TEAM JUPITORISを作ろうとは思わなかったでしょう。ギリシャ神話の女神から名前を取ったと思われますが、女性的なシルエットにもかかわらず、全身武器の固まりのようなデザインが印象的で、非常に立体映えする機体です。PMX-001〜003までは全てブラジリアンカラーをイメージさせますが、何か理由があるのでしょうか。


制作メモ

設定上27.4mと非常に全高が高く、キットもガンダム系MGの全高と並べてもほとんど変わりません。それだけにフル装備にするとHGUCとは思えない迫力です。合わせ目消しも多く、後ハメ加工の必要も多く塗装派にはなかなか辛い仕様です。プロポーションは申し分ないので、足をより左右に開けるように可動範囲を拡大させ、ディティール、精度アップ中心に改修していますが、工作量はかなり多いです。塗装は調色に苦労しましたが、クリームイエローとの調和を考えて、グリーンはTV版よりさらにマイルドな感じで。結局劇場版にも登場しなかった対艦大型ミサイルは、このキットが出た時からこの色にしようと思っていたグレーFS36622(クリームがかった白に近いグレー)にレッドをアクセントにしています。

●作業工程
作業工程は表面処理(パーティングライン処理・ヒケ処理・合わせ目消しなど)、一部スジ彫りの彫り直し、洗浄、エアブラシによるサフ吹き、修正、再サフ、エアブラシ塗装、墨入れ、デカール貼り、エアブラシによるつや消しトップコート(非UVカット)となります。

●改修内容
【頭部】 ・後ハメ加工
・モノアイ周囲のガードアーマー?のエッジをシャープ化。
・モノアイ基部中心に浅い穴を開け、Hアイズで再現したモノアイをセット。Hアイズは裏にラピーテープを貼り、表からガイアカラー新製品、蛍光ピンク(光沢)でエアブラシ塗装、光源の角度によって光ります。
・頭部と胸部を接続する動力パイプはキットでは軟質ゴムが採用されていますが、劣化防止とパーティングライン回避のためにビニルチューブを切り出し、サフ→グレー塗装したものに置換。中に芯を通していないので、首を左右に振ってもスムーズに追従し、固いものでこすらない限り塗装剥げの心配もありません。また、既存のゴム製動力パイプ(墨入れ済み)と交換も可能です。
【腕部】 ・肩アーマーの後ハメ加工
・肩アーマー頂点のダクトをエバーグリーンのスリット入りプラ板でディティールアップ。
・肩アーマーの横張り出し部分の裏はエバーグリーンのスリット入りプラ板でダクトを再現し、それを固定するイメージのフレームパーツをプラ板で制作し、塗装後に接着。(ダクトはメタリックカラー、フレームはフレームカラーで塗り分け)
・肩アーマー前面の拡散メガ粒子砲は市販バーニアパーツと、ラピーテープで裏打ちしたHアイズ(蛍光ピンク光沢塗装)でディティールアップ。光源の角度によって光ります。
・肩アーマー後面の拡散メガ粒子砲はバックパックへの誤攻撃を防止するロック機構を想定し、市販バーニアパーツ+市販パーツでディティールアップ。この設定に説得力を持たせるため、前面と後面でデカールを変更。
・上腕の動力パイプを頭部パイプと同様にビニルチューブに置換(こちらは形状固定のため、中に被覆付き針金を内蔵)。
・下腕のメガ粒子砲はエッジをシャープ化し、メガ粒子砲はピンバイスで浅い穴を開け、市販パーツでディティールアップ。
・下腕の手首上部の突き出したアーマーはエッジを薄く削りこんで精度アップ。
【胸部〜腰部】 ・襟(黄色部)のエッジをシャープ化。
・襟脇の合わせ目は段落ちモールド化して後ハメ加工。
・胸部と腹部を接続する動力パイプは頭部パイプと同様にビニルチューブに置換(首のものとは径を変えています)。
・腰アーマー全周のエッジをシャープ化。
・腰アーマー前部の丸い凹モールドをピンバイスで開口し、市販ディティールアップパーツを埋め込み。
・腰後部の尻尾のようなメインスラスターは内側の赤いパーツのエッジをシャープ化、中央のスラスターは市販パーツをプラ板でディティールアップしたものに置換し、内部にエバーグリーンのスリット入りプラ板を塗装後に接着。
・太モモとの接続軸が短く足が左右に開かないので、腰側の装甲を削り、可動範囲を拡大。
【バックパック】 ・扇板状のムーバブルシールドは側面外側を0.1mmプラ板を細く、細かく切り出したものを片側12枚、等間隔に貼り付けてディティールアップ。
・バックパックとムーバブルシールドの接続アーム裏の肉抜き穴をポリパテ埋め。
・バックパック頂点のダクト、背面のダクトをエバーグリーンのスリット入りプラ板でディティールアップ。
・バックパック背面のスラスターはブリッジパーツを自作して底面を底上げし、市販のバーニアパーツを二本出しにして高機動仕様に。バーニアパーツは内部に市販パーツで2重構造に。
【脚部】 ・太モモとの接続軸が短く足が左右に開かないので、モモ後ろ側も削り、可動範囲を拡大。
・スネ〜ふくらはぎは合わせ目を段落ちモールド化して後ハメ加工。
・足首裏の台形凹モールドはプラ板で同様のモールドを作り直し、フレームカラーで塗装後に接着し、精度アップ。
・つま先、かかと左右パーツの肉抜き穴をポリパテ埋め。
・ふくらはぎフィンアーマー裏の押し出しピン跡処理。
【武器】 ・対艦ミサイルは先端に穴が開いていて?なので、市販パーツでディティールアップ、後端のスラスターは市販バーニアパーツでディティールアップ。カラーリングは暖色系ホワイトに見えるグレーFS36622で塗装し、先端外周部、バーニア内部を調色レッドでマスキング塗装、アクセントとして赤いラインをマスキング塗装。
・シールド裏の押し出しピン跡処理。シールド接続アームを市販パーツでディティールアップ。
・ツインビームガンは先端を金属パーツでディティールアップ。下部のツメを後ハメ加工。グレネードランチャー先端を市販パーツでディティールアップ。砲身中央の太い部分をメタルカラーアイアンで塗装後に磨きだし。
・ビームサーベルはパーティングライン処理後につや消しトップコート仕上げ。
【その他】 ・前述の通り、頭部、腕部、腹部の動力パイプはキット付属のゴム製パーツ(墨入れのみ)と、塗装済みのビニルチューブを好みに応じて組み換えることができます。
・食玩のEFコレクション Zガンダムより、パラス・アテネのパイロット、レコア・ロンドをお供に。特に気になる頭部のパーツ分割ラインをパテで消去後にマスキング塗装してあります。

●塗装
・サーフェイサーはエアブラシ塗装。部位により白サフ、赤サフ、グレーサフの3色を使い分けています。今作より白サフ、赤サフのベースはフィニッシャーズのアクリルプラサフのホワイトを使用。
・墨入れは部位によりブラック、グレー、ブラウン(全てタミヤエナメルカラー)を使い分けています。
・トップコートはエアブラシ塗装。スーパークリアーつや消し(メーカーで白化が確認されているUVカットではない)で行っています。

【カラーレシピ】
本体など グリーン+ルマングリーン+インディブルー+(F)ファンデーションホワイト
胸部など ブルー+ネービーブルー+(F)ファンデーションホワイト
襟など イエロー+黄橙色+(F)ファンデーションホワイト
スラスター内部など スーパーイタリアンレッド+(F)ファンデーションホワイト+蛍光ピンク
フレームなど グレー24+ファントムグレー
脚部ライン キャラクターイエロー+(F)ファンデーションホワイト
□対艦ミサイル グレーFS36622
バーニア外装など メタルカラーアイアン(部位により磨き出し/吹きっぱなしを使い分け)
バーニア芯など メタルカラークロームシルバー
モノアイ (G)蛍光ピンク光沢(メタルテープで裏打ち)
レコアの髪 (G)ピュアブラウン+イエロー+(F)ファンデーションホワイト

●マーキング
・市販デカールを控えめに30枚ほど貼り付け。マークセッター、マークソフター使用。
・キット同梱のホイルシールは未使用。
 

[TOP] [GALLERY] [TOOL] [BLOG] [LINK] [ABOUT] [CONTACT]
Copyright (C) 2006 sabosabo@γ[GUN-MA] All rights reserved.
※画像・文章の無断転載は固くお断りします。